「夏には麦茶を飲む」
というのが日本の夏の風物詩。
子供も大人もよく飲む飲み物ですが、
コーヒーや緑茶やほうじ茶のように
「カフェイン成分が入っている」
や
「妊婦さんや幼児に良くない」
なんてことを聞くとこともありますね。
そんな麦茶ですが、
実は意外にも
「カフェイン」は
まったく含まれていないのです。
それでも
麦茶が、
「本当に体に良くないの?」
「赤ちゃんのためには
飲まないほうがいいの?」
と妊婦さんは
不安になってしまうことも
あると思います。
そこで、この際、
麦茶がどういう飲み物で、
どんな効能があるのかを
ご紹介いたします。どう思いますか?
麦茶の成分の効能とは?
麦茶の成分と効能!
意外に知りませんよね?
そもそも、
麦茶とは大麦の種子を煎じたもので、
緑茶やほうじ茶のように
茶葉から作られたものではありません。
同じお茶という分類でも
作り方が違うのが麦茶なのです。
さらに、
麦茶には嬉しい効能が沢山あります。
麦茶の効能: 血流を改善する
麦茶の香ばしい香りのもとである
「アルキルピラジン」という成分には
血流を良くする効果があります。
さらに、この香りにはイライラを
抑制してくれる
リラックス効果もあるのです。
麦茶の効能: 体温を下げる
大麦には体を冷やす作用があり、
夏の熱中症予防になります。
また、
大麦自体に体を冷やす作用があるので
本来は麦茶を冷やしたり、
氷を入れて飲む必要はありません。
麦茶の効能: 活性酸素を除去する
「Pクマル酸」という成分が含まれていて、
この成分には抗酸化作用の効果があります。
シミやシワの防止
をしてくれる美容の味方ですね。
麦茶の効能: 体の巡りを良くする
「βグルカン」という成分が
血糖値の上昇を抑え、
腸内環境を整えてくれます。
なので、老廃物を溜め込まず、
健康的な体作りを手助けしてくれます。
麦茶の効能: 胃の粘膜保護
麦茶の抽出物に
胃の粘膜を守ってくれる効果があります。
胃が弱っている時などにオススメです。
麦茶の効能: 超低カロリー
麦茶100gあたり1kcalと、
ものすごくカロリーが低いのです。
体に良いうえに、
太りにくい嬉しい飲み物ですね。
麦茶の成分のミネラルとは?
麦茶の成分について、
CMなどで
よく耳にする「ミネラル」という単語。
でも
「ミネラルって何なの?」
という声もよく聞きます。
簡単に言うと
「体の生理機能をスムーズにする成分」
です。
では、
麦茶にミネラルというものが
どのくらい含まれているのか見てみましょう。
例として、
伊藤園の「健康ミネラル麦茶」を挙げます。
1本600mlの麦茶の中に
含まれているミネラル成分は
📌 ナトリウム 60mg
📌 マグネシウム 3.0mg
📌 亜鉛 0〜0.6mg
📌 カリウム 72.0mg
📌 リン 60mg
といったところです。
そして、
成人女性に必要なミネラル成分は
📌 ナトリウム 75mg
📌 マグネシウム 270mg
📌 亜鉛 9mg
📌 カリウム 2000mg
📌 リン 90mg
…お分りいただけましたか?
実は、
麦茶で摂取できるミネラル成分は
ごくわずかなのです。
なので
「麦茶を飲んでたらミネラルが摂れる!」
と思わずに
食事などでも、栄養を摂りましょう。
また、
食事の際の飲み物を
水から麦茶に変えるとミネラルも
補給しながら、
食事ができるので、オススメです。
麦茶の成分のカフェインはカラダに悪くない?
麦茶の成分にカフェイン?
これ、
ウソです!
何故なら、
麦茶はノンカフェイン、
カフェインが全く入っていないからです!
結論からいうと、
なので、
麦茶はカラダに「悪くない!」のです。
むしろ、
先ほど、
効能で挙げたような効果があるので
妊婦さんや赤ちゃんにも
飲んでいただきたい飲み物です。
さらに
📌 食物繊維が含まれている
📌 母乳の出がよくなる
などの
妊婦さんに嬉しい効果や成分もあります。
ただ、
やはり、
「体を冷やす」ことは
母体にも赤ちゃんにも良くないので
過剰摂取には気をつけましょう。
飲むときには
温めてから飲むことをオススメします。
麦茶の成分のまとめ
どうでしょうか?
麦茶に関する
不安が少しはとり除けましたか?
緑茶やほうじ茶のように
同じ「茶」が付くことから、
麦茶もカフェインが含まれている
という噂が流れてしまったようですが、
そんなことはありませんので
安心してください。
ただ、
やはり、飲み過ぎると体には良くないので
量や飲み方を工夫して飲むようにしてくださいね。
コメント