秋が近づき、
新米という言葉を聞くようになると、
暑くて、減退していた食欲が
よみがえってきますね。
新米は、
日本人にとっては特別なものです。
つやつやで、
ふっくらと炊けた新米は
何よりのご馳走です。
ところで、
新米の時期って、
いつから、いつまでのものが新米?
なんてことが気になったので、
新米の定義なんかも調べてみました!
ちなみに、北海道の新米は?
最後に、新米の炊き方も書いておきますね。
新米の時期はいつまで?
新米の時期というよりも、
新米と呼べる時期はいつまで?
と言った方が、良いかもですが、
そこで、調べたところ、
JAS法では、新米は、
「その年に
収穫して年内に精米梱包されたもの」
とされています。
秋に取れたお米を精米して、
12月31日までに梱包されれば、
それは「新米」として販売できます。
ということらしいです。
新米の時期はいつから?
では、
新米と
呼べる時期はいつから?
ということも気になります。
南北に横たわる日本列島ですから、
北から南へと、気候も違い、
当然、
新米の採れる時期も変わってきます。
沖縄産の場合
6月末から7月初旬にかけて
ひとめぼれが収穫されます。
そして、
九州産の場合
8月初旬になると、
九州の
宮崎産の新米が店頭に並ぶようになり、
さらに、
四国、関西、関東産の場合
四国産、関西・関東産の新米は
だいたい、
9月に販売が開始されます。
新潟のこしひかりは
そのあと、米どころの新潟で、
9月初旬に
コシヒカリなどのブランド米の
新米が登場!する時期になるのです。
東北産の場合
あきたこまちなどの東北産の米は
やや遅れて、
10月ごろに販売され始めます。
このように、
新米前線をチェックして、
南から順に新米を購入していけば、
長期間、新米のみずみすしさと
美味しさを楽しめることになりますね。
新米の時期は北海道が一番遅いの?
となると、
新米の時期という点では
北海道産が一番遅い!?のか
と言うと、
気候の厳しい北海道では、
稲の栽培は厳しいとされていましたが、
最近では品種改良や農業の向上もあり、
北海道は
第二の銘稲の産地となっていますね。
ゆめぴりか、
ななつぼし、
あやひめ、
ほしのゆめ
などと、
一度は聞いたことのあるお米が
北海道で作られています。
でも、
北海道のお米の収穫は
9月上旬から下旬ですから、
新潟と同じ時期に収穫されています。
意外にも北海道産の米は
東北産よりも、
早く収穫販売されているんですね。
不思議?!
新米の時期のまとめ
先ほどのJAS法では、
その年に収穫さえた米は
その年の12月31日までに
精米、袋詰めされれば、
新米という基準がありますので、
年を越した新年ごろまでは
「新米」という
シールがついたお米が販売されます。
また、
食糧管理法という別のくくりでは、
11月1日から翌年の10月31日までは
新米とするという規定もあり、
新米の定義はなかなか難しいところです。
この定義ですと、
その年、獲れたお米は
翌年の10月末日までは
新米という事になります。
それより一日でも遅くなると
古米になるわけですね。
とにもかくにも、
お米というのは、
精米してから、
徐々に鮮度が落ちてくるものです。
例えるなら、
皮を剥いたりんごを
そのまま置いておくような感覚です。
お米の袋に「新米」と書いてあっても、
精米後、数か月経っていたら
かなり鮮度が落ちてしまいます。
先ほど書いた産地によって、
それぞれ違う新米が
獲れる時期を確認して、
精米したてのお米を
買うようにしましょう。
簡単に
新米の炊飯の仕方を紹介しておきます。
新米は
収穫したての米なので、
通常より水分を多く含んでいます。
炊飯時は
水加減をいつもより少なめにしましょう。
また、洗う時は、
米粒を壊さないように
優しくそっと洗うように!
古米に近くなると、
水分がかなり抜けてきて、
固くてしっかりした米になるので、
いわゆる、
「米を研ぐ」ような洗い方をしますが、
新米の時だけは優しく扱いましょう。
水加減を失敗しないように
おおまかな目安を紹介します。
新米で、
収穫後1か月以内なら
3合の米に対して、
2.5合の水を入れて炊飯させます。
収穫後3か月たった米の場合は、
乾燥が進んでいるので、
3合の米に対して、
2.8合の水で炊飯しましょう。
ちょっとの水加減の差で、
びちょびちょのご飯にならずに済むので、
気をつけてみてください。
今年も、美味しい新米を楽しんでくださいね。
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