乾燥注意報とは基準を知って、気を付けることがわかればコワクない!?

 

 

大雨注意報
強風注意報
大雪注意報

というような注意報は
テレビの天気予報でも、
良く耳にしますが、

実は、
乾燥注意報も場所によっては、
けっこう、
発令されてることが多い!
のです。

でも、

東京なんかでは、
あまり、印象にない?
ようなんです。

そこで、
乾燥注意報とは
という注意報の意味に加え、
発令される基準
そして、気を付けること

などをまとまておきます!

 

 

 

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乾燥注意報とは?冬に多いのです!

 

 

 

 

乾燥注意報とは
文字通り、
大気が異常に乾燥してますよ!

という注意報なんですが、

つまり、湿度が低い!
ということで、
日本では、
湿度が低い冬の太平洋側で
発表されてることが多いのです。

要するに、
乾燥すると、
インフルエンザや風邪のウイルスが
喜んで増殖するので、
手洗い、うがいして注意しましょう!

という注意報!?

と思いました?

ではないんです。違うんです!

乾燥注意報とは

気象庁が発表する乾燥注意報は、
湿度が低くて、
色んなものが乾燥してるので、
火事、火災、延焼に注意しましょう!
つまり、火の用心しましょう!

という注意報なんです。

 

東京で、
2018年のクリスマスから
2019年の1月にかけて、
2、3週間もの間、
雨が降らなかったのですが、

この際、
テレビの天気予報などでは、
「乾燥してます。ご注意ください!」

と、

インフルエンザや風邪
そして、
火災、火事の注意を喚起してました。

でも、
東京で、
乾燥注意報が発令されたかというと、
この年末年始には発表はなく、
12月中旬に一度だけ発令されました。

という具合に、
乾燥注意報は発令されても、
一年に数回だけ!なので、

なじみがないのでは?
と思ってたら、
なんと!驚きの事実が!

東京地方では、
平成時代になってからでも、
乾燥注意報が
年間で、60日から100日程度も
発令されてきていたのです。

しかも、
1月は、
月間で、15日から30日も発令!

されているとのことです。(気象庁)

この驚きの事実に脱帽です。

 

 

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乾燥注意報の基準。気象庁はどんな時に発令する?

 

乾燥注意報基準

つまり、
気象庁は、
どういう気象条件の際に、
乾燥注意報を発表するのか?
ということですが、

この基準、
もちろん、
明確に設定されているのですが、
実は、地域によって違うんです。

 

乾燥注意報の基準は地域で違う!

いくつかの地域を
サンプルとして、下記に示します。

北海道

札幌市をはじめとして
最小湿度30%で、実効湿度60%
という感じ

岩手県

世界遺産のある平泉は

① 最小湿度40%、実効湿度65%で
〇〇風速7m/s以上が2時間継続

② 最小湿度35%、実効湿度60%

という二つの基準があります。

宮城県

宮城県の松島あたりだと、

①最小湿度45% 実効湿度65%で
〇〇風速7m/s以上

②最小湿度35% 実効湿度60%

同じく、二つの基準が。

群馬県

前橋市、草津町などでは、

最小湿度 25%で、実効湿度 50%

東京

二十三区など

最小湿度25%で、実効湿度50%

大島町、小笠原など海の中だと

最小湿度30%で、実効湿度60%

長野県

海のない長野県の松本市は

最小湿度20%で、実効湿度55%

愛知県

名古屋では

最小湿度30%で、実効湿度60%

石川県

金沢市だと、

最小湿度40%で、実効湿度65%

京都府

盆地の京都市で、

最小湿度40%で、実効湿度60%

大阪府

大阪市では、

最小湿度40%で、実効湿度60%

高知県

最小湿度40%で、実効湿度60%

愛媛県

今治市では、
最小湿度40%で、実効湿度60%

広島県

広島市は、

最小湿度35%で、実効湿度65%

島根県

出雲大社の出雲市が

最小湿度40%で実効湿度65%

福岡県

九州の北端の福岡市では

最小湿度40%で、実効湿度60%

鹿児島県

鹿児島市だと、

最小湿度40%で、実効湿度65%

しかし、海に囲まれる奄美市だと、

最小湿度50%で、実効湿度65%

沖縄県

同じく、海の中の那覇市では、

最小湿度50%で、実効湿度60%

石垣市でも、

最小湿度50%で、実効湿度60%

 

というように、
日本の地域によって、
乾燥注意報の基準が違います。

なんとなくですが、

海沿いの街や
海の中の島のような場所では、
最小湿度も実効湿度も
多少高めに
基準が設定されているようです。

 

乾燥注意報の基準になってる用語説明

さて、

既に、ご説明した基準ですが、
最小湿度実効湿度という
言葉が登場していますね。

初めて聞いた!
という人も多いはずなので、
下記に説明しておきますね。

最小湿度

その日で、
一番小さな湿度です。
相対湿度ともいわれます。

実効湿度

木材の乾燥具合を表現できる
というものなのですが、
過去数日(二日程度)
の湿度を考慮にいれて計算されます。

   実効湿度は、
〇〇〇〇↓  ↓
(前日の実効湿度×0.7)
     +
(当日の平均湿度×0.3)

ご自身の地域の基準は
下記の気象庁のホームページで
見ておいてくださいね。
〇〇〇↓ ↓ ↓
警報・注意報発表基準一覧表

 

 

 

 

乾燥注意報で気を付けること色々。

 

 

乾燥注意報気を付けること

それは、
ずばり!火事です!

乾燥している状態で、
火事が発生すると、
建物などの木材や建築材料も
乾燥しているため、
延焼、類焼が起こりやすい

という事実に対して、
注意を喚起するのが、
乾燥注意報ということです。

そうですね。
つまり、
火の用心!ということです。

ただ、
気を付けることは
住んでる環境で多少違うのかもです。

例えば、

東京、大阪のような住宅密集地

空気が乾燥した状態で、
もし、火災が起きると、
隣近所に燃え移り、
延焼、類焼となり、
大規模な火災になる可能性がある!

なので、

  • 灯油のストーブやファンヒーター
  • ガスを使うコンロやストーブ
  • 電気を使うコンロやストーブ

は当然ですが、

タバコの火や
アイロンなども
放っておくと、
周りの燃えやすいものから燃える

ということになります。

 

山や森林

乾燥している時に
山火事が発生すると、
なかなか、鎮火せず、

いくつもの山を焼いてしまったり、
住宅街にまで延焼し、
住宅街も大火事になる!

なんてことになります。

海外というか、
アメリカの
カリフォルニアなんかでも、

数年に一度は、
大規模な森林火災が発生し、
高級住宅街に住む人々が避難開始!

なんていうニュースを目にしますよね。

山火事、森林火災などの原因は、

  • たき火
  • 放火
  • たばこの火
  • 火遊び
  • マッチ・ライター
  • 火入れ
    (意図的に雑草などを焼く行為)

ということなのですが、

 

放火以外は、
火の不始末が原因なわけです。

そのマッチ1本、
たばこの吸い殻1本が
大規模な山火事を引き起こす
可能性が高くなるのが、
乾燥注意報が出ているような時期です。

つまり、
常日頃から、
火を使ったら、ちゃんと、消す!

ということを実行しておきましょう!

ということですね。

 

 

乾燥注意報の基準のまとめ

 

アメリカの
カリフォルニアなどは、
毎年、春から9月頃までは、
大気が乾燥することで、

山火事のシーズンでもあります。

日本の乾燥注意報とは、
レベルの違いを感じますが、
やはり、
火災を
引き起こしやすい乾燥時期には、

みんなが、
「火」に気を付ける!ことが重要!なんですね。

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