喪中の範囲に祖父は入る?期間はいつまでで?してはいけないことは何?

 

年賀状などを出す時、

喪中の場合は
年賀状を出せないというのは
誰もが耳にしたことがある
話だと思います。

そもそも、
喪中って、よく聞くけど
喪中の範囲期間などについて
学校などで習ったこと、あります?
たぶん、ないですよね?

そこで、

・喪中に叔父や祖父は入るのか?
・喪中期間は、いつまで
していけないことは?

などについて
整理していこうと思います。

 

 

 

 

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喪中の範囲には祖父も入る?叔父は?

 

 

 

喪中範囲祖父は入る?
と、
あらためて、聞かれると、
意見が割れそうですよね?

両親とか、
兄弟だったら、わかるけど、

祖父は?
叔父は?
いとこは?

と、なってくると、
わからなくなってきますよね。

そこで、まとめておきます。

現在、
喪中の対象となる範囲には
2通りの考え方が一般的です。

 

2親等以内という考え方

1つは昔からの考え方で、
2親等以内を喪中とするもの。
です。

これは、
昔の日本の法律にも
近いものとなっています。

その親等を整理しておきます。

親等と続柄とは

  • 0親等: 夫、妻(自分たち)
  • 1親等 :父母、子供、子供の配偶者、
  • 2親等: 祖父母、孫夫婦、兄弟姉妹
    兄弟姉妹の配偶者
  • 3親等:曾祖父母、叔父叔母、甥姪

なので、

この考え方だと、

夫、妻:自分たち
父母、兄弟姉妹:親、兄弟
子供夫婦:子供たち
祖父母、孫夫婦:祖父母、孫たち
兄弟姉妹の夫婦:兄弟姉妹たち

が、喪中に含まれます。

基本的な考え方として、
夫婦は血縁であっても、
義理であっても、
セットで捉えることになります。
つまり、夫婦同体ということです。

 

1親等+同居の2親等という考え方

喪中の考え方には、
実は、
もう1つの考え方があります。

それは、
1親等+同居の2親等を
喪中とするものです。

つまり、
2親等であることだけでは、
喪中の対象には入らずに、
同居している場合のみが、
喪中の範囲に入るという考え方です。

具体的には、

同居している状態の
祖父母、孫夫婦、
兄弟姉妹、
兄弟姉妹の配偶者たちが、
範囲に入るということです。

ということで、
世の中には、2種類の考え方が
あるのですが、
2親等までを
喪中の範囲とするのが一般的です。

この考え方を前提にすると、

2親等の祖父は喪中に入りますが、
3親等の叔父は喪中に入りません。

なお、

3親等以降は
絶対、喪に服してはいけない
というわけではなく、

故人との縁が深い場には、
親等に関わらず
喪に服してもよいとされています。

ただし、

告別式等で
会社や学校を休む場合は、
忌引き(きびき)の
対象外となるケースが多いはずですので、
ご注意ください。

 

 

喪中の期間はいつまで?

次に、

喪中期間
いつまでか?
ということですが、

これは、続柄によって違います。

ちなみに、
喪中の期間とは、
喪に服すべき期間ということです。

続柄と喪中の期間

  • 父母  :12〜13ヶ月
  • 子供  : 3〜12ヶ月
  • 祖父母  :3〜6ヶ月
  • 兄弟姉妹 :3〜6ヶ月

ただし、これらは、
法律で決まっているわけではなく、
今現在は明確なルールも存在しません。

ごく一般的には、
続柄に関係なく、
喪中であれば、1年間を期間とする。

というケースが多いと言えます。

もちろん、

同居・別居などの
付き合いの深さによって、
自分自身で決めるのもありですので、
上記は、
あくまでも参考程度のものです。

悲しみの大きさによって、
期間は変わるものです。
ご自身の気持ちに素直にするのが一番です。

 

 

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喪中の期間にしてはいけない禁止事項がこんなに!ある!

 

 

喪中期間
してはいけないことがあるのは、
ご存知だと思いますが、
あらためて、整理してみました。

下記をにまとめましたので、ご確認下さい。

 

【正月のお祝い】

喪中の期間中に
正月が訪れる場合、
正月のお祝いはしません。

年賀状も
正月のお祝いの一つなので控えます。

その際には
年賀欠礼状、
いわゆる、喪中はがきを出します。

年賀欠礼状という名前の通り、
新年の挨拶を欠くことを
知らせるためのものです。

10月ごろには、
喪中はがきの準備を始めましょう。

早めに出しておけば
後々慌てる心配もないですよ。

 

【結婚式】

結婚式への参列する場合は
一般的には控えます。

ですが、
友人や会社関係で
どうしても出席する必要がある時は
喪中である事をあえて
伝える必要はありません。

ただ、

結婚式を行う場合は
一般的には喪中の結婚式は
避けたほうが良いとされています。

 

【旅行】

「遊興を控える」という考えから、
喪中の旅行は避けた方が
良いとされています。

 

【神社への参拝】

多くの人が
近親者が亡くなってから
1年間は神社への参拝は禁止!

と思っているのですが、

正しくは1年間ではありません。

喪中ではなく、
忌中の期間だけ、
参拝を慎むんです。

忌中の期間は

父母:50日
配偶者:50日
祖父母:30日、
兄弟姉妹:20日
子ども:20日


言われる場合もありますが、
全国共通の明確な基準
であるとは言えません。

なので、

親族として、
お通夜、告別式、初七日、四十九日の
法要に出席するのなら、
四十九日の法要が終わるまでが、
忌中であると考えるべきでしょう。

従って、
四十九日法要までは、
神社への参拝は控えましょう。

なお、

何故、忌中の間は
神社を参拝していけないかというと、

神社、つまり神道では
「死を穢れ(けがれ)」
だと考えるからなのです。

なので、
その期間は参拝を避けるのが
よいとされています。

ですが、
どうしても、
神社へ参拝しなくてはいけない場合は
その神社にご相談されるのが一番です。

 

【引っ越しや新居を構えること】

引っ越しや新居を持つことは、
喪中には避けるというよりも、
忌中には避けるという程度で
許していただくのが良さそうです。

一説だと、

忌明けになるまでは、
亡くなられた方の霊が、
自宅のお気に入りの場所に
いらっしゃると言われています。

そのため、
同居されていた場合は
家を移るという事は
控えたほうが
良いとされています。

ただ、これについては、
お住まいの地域、
ご親戚の間でのルールや取り決めに
従うのが一番だと思います。
あとは、ご自身の悲しみの深さしだいです。

 

喪中の範囲のまとめ

 

喪中の範囲と期間などについて
まとまめてみました。

・喪中の期間は続柄によって異なる
・喪中の範囲は二親等までが多い
・喪中期間は結婚式、神社の参拝、旅行
・引っ越し

などは控えたほうが良い。

という事が一般的に言われています。

ですが、
喪中で控えたほうが良いことは
地域によっても、違いますし、

それを
必ず守らなければいけない!
というものではありません。

一番大切なことは、

亡くなられた方に対しての自分の思いです。
ご自身の悲しみの深さでご判断下さい。

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